穏やかで正義感溢れる良き父。そんな配役の多いメル・ギブソン。
実は大変短気で、過去には共演した子役に激昂し、泣くまで罵声を浴びせることが数多くあった。
またユダヤ人に対する差別発言、元恋人に対する暴言・暴力、飲酒運転なども問題になった。
メル・ギブソンが『Deadline』にこう語った。
「ここ10年で、自分に磨きをかけてきた。故意に目立たぬよう暮らしてきたんだ。」
「本当に申し訳なく思っている…それを示す最善の方法は、更生することだと思う。だから俺は更生しようと努めてきた。今このような状態になれて、本当に嬉しいよ。頑張れば、なんとかなるものさ。」
数々の失敗から学んだこととは…?
「多くのことを学んだ。電話でのエチケットまでね。控え目な声の出し方もだ。」
「あ、あと飲酒をしたら話さないこと。そうも学んだよ。」
酒に酔うと興奮し、これまで起こしたスキャンダルで大変なイメージダウンを経験した。
彼を支える友人も多数いる。
ロバート・ダウニーJr.は『American Cinematheque Award』で、
「メルは僕が依存症でボロボロだった時に励ましてくれ、生活面の面倒も見てくれました」
「『苦しんでこそ本物の男になれる』というメルの言葉を、僕はずっと肝に銘じていました」
「どうか彼を許してください」と懇願し話題になった。
それから数年かけての立ち直り計画は確かに成功、メル・ギブソンはすっかり丸い性格になったことを優しい笑顔で猛アピールしている。
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