2016年2月3日水曜日

ネイマール、脱税で起訴される

ブラジルの検察当局は2日、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)選手を脱税と文書偽造の罪で起訴した。


同行連邦検察当局によると、ネイマール選手は、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)に所属していた2006年からFCバルセロナに移籍する2013年までの間に、脱税と文書偽造に関わった疑いがある。

 ネイマールの父親とバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長およびサンドロ・ロセール(Sandro Rosell)前会長も同様に起訴された。

 ネイマール選手の移籍をめぐっては、スペインでも訴訟問題に発展しており、2日には同選手が裁判所に出廷し証言している。まだ正式に起訴されていないが、詐欺や汚職などの罪に抵触した疑いがあるという。

 同問題では、原告のブラジル投資会社DISが、FCバルセロナとサントスFCがネイマールの移籍金を低く公表したため、本来支払われるはずの金額が支払われなかったと訴えている。

 同選手の移籍金は、当初5710万ユーロ(74億7000万円)とされていたが、スペイン司法当局は、最終的に8330万ユーロ(109億円)に膨れ上がったとし、その差額がネイマールと家族、さらにサントスFCに渡ったとみている。

 FCバルセロナをめぐっては、チームメートのリオネル・メッシ(Lionel Messi)選手も脱税の罪に問われている。

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